Innozinc
SST 720–1,000 hr
耐食性とめっき後の成形性を両立するセラミック亜鉛複合めっき。
Innozincの特長
KEMP · 高耐食性能
高耐食グレード
ストラットチャンネル用ブラケット
INNOZINC-H · 高耐食グレード
Innozinc-hは、塩分・湿気のある環境下の部品や鋼構造物に適した高耐食セラミック亜鉛複合めっきです。代表的なSST仕様1,500–2,000 hrにより、構造物と接合部の防食を支えます。
耐食性
塩水噴霧試験 · SST
1,500–2,000 hr
Innozinc-h:SST 1,500–2,000 hr。標準グレードのInnozinc:SST 720–1,000 hr。
標準グレードのInnozincを見る代表的なSST仕様:1,500–2,000 hr。めっき厚さ、基材、前処理、白さび・赤さびの合格基準を仕様に含めます。
Innozinc-hの耐食性・密着性・成形性を活かし、産業部品の表面処理仕様を策定します。
性能表には結果と試験方法を併記しています。基材・部品形状・使用環境に応じて詳細仕様を設定します。
加工・組立
溶接・曲げ・ねじ締結・上塗りを、表面処理仕様の一部として設計します。
溶接・成形・締結要件を製品仕様に反映し、サンプル評価により加工部の品質管理・後処理条件を設定します。
塩分・結露・異種金属接触を考慮して、皮膜と接合部を設計します。耐食要件と接合設計を結びつけ、部品保護を高めます。
SEM観察では、亜鉛めっき表面から成長する針状の亜鉛ウィスカーを確認できます。脱落した導電性結晶は電気・電子機器の短絡要因となるため、データセンターや電気設備ではウィスカー対策が重要です。
亜鉛めっき表面の黒変は、湿気・結露・塩分への繰返し曝露に伴う表面変化を示しています。変色と防食の両面から表面品質を管理します。
写真:亜鉛ウィスカーのSEM観察および亜鉛めっき表面の黒変例。KEMPは接合部の金属の組合せと使用環境に応じてInnozinc-hの適用仕様を設計します。
海水・塩分・結露にさらされ、加工・組立要件も厳しい部品や構造物に適用します。お客様の要求に合わせてめっき仕様を設定します。
海水・塩分・結露への曝露が多く、異種金属の接合部もある用途。
外部に露出する鋼構造物・異種金属接触部。後工程での手直しが難しい箇所では、設計段階の選定が重要です。
屋外で長期の耐久性を求められる道路設備。
長期間屋外に設置する構造物の防食。
耐食性と加工・組立への適合性が求められる部品。
切断・溶接・成形の要件と皮膜の健全性・防食性能を、表面処理仕様に一体化します。
ステンレスボルト接触部の異種金属接触腐食や、亜鉛ウィスカーなどの導電性異物への対策が必要な環境。
耐食性・付着性・加工性の結果を試験方法とともに示します。詳細仕様は対象グレードと試験片条件に従います。
| 試験項目 | 結果 | 試験方法 |
|---|---|---|
| 塩水噴霧試験(SST) | 1,500–2,000 hr | ASTM B117 / KS D 9502 |
| 複合サイクル腐食試験(CCT) | 80サイクル | JIS H 8502 |
| 付着性 | 5B | ASTM D3359-17 |
| 上塗りの付着性 | 3 MPa以上 | ISO 20340 塗料・ワニス |
| 溶接性 | 欠陥なし | 放射線透過試験(RT) |
| 鉛筆硬度 | 9H | ASTM D3363-05 |
| 処理液中の有害VOC 26物質 | 不検出 | KS M ISO 11890-2:2014 (GC/FID) |
| 処理液 — RoHS評価 | 不検出 | IEC 62321-6 Ed. 1.0 : 2015 |
試験条件・合格基準は該当する技術資料に従います。VOC・RoHS結果は、分析対象物質と各検出限界に対応します。
一つのブランド、二つの製品
標準・高耐食グレードが、それぞれ異なる耐食要件と製造工程に対応します。
SST 720–1,000 hr
耐食性とめっき後の成形性を両立するセラミック亜鉛複合めっき。
Innozincの特長SST 1,500–2,000 hr
厳しい性能が求められる産業部品向けの高耐食セラミック亜鉛複合めっき。
現在表示中の製品SST、めっき厚さ、白さび・赤さびの合格基準、基材、前処理をもとに耐食仕様を設定します。
溶接・曲げ・ねじ公差・異種金属接合の条件を部品仕様に反映します。
消耗材・検査・補修・維持管理を含め、工程全体の経済性を評価します。
次のステップ
基材、形状、図面、使用環境をお知らせください。要求規格とめっき後の加工条件に合わせて、めっき仕様を策定します。