elcozinはどのようなコーティングですか?
鋼構造物や部品の防食性を高めるために設計された、常温乾燥型の無機亜鉛フレークコーティングです。

elcozinは、常温乾燥型のアルコール系無機ジンクフレークコーティング(ZFC)です。板状亜鉛粒子の積層構造とセラミックバインダーによるバリア効果に、亜鉛の犠牲陽極作用を組み合わせ、20–30 μmの薄膜で耐食性を確保します。加熱硬化設備を用いず、大型鋼構造物や現場塗装に適用できます。
KTRなどの認定試験機関の結果に基づきます。試験報告書はご請求いただけます。
皮膜構造により、薄膜でも防食性を発揮します。重なり合う亜鉛フレークが腐食因子の侵入経路を長くし、セラミックマトリックスが皮膜を一体化します。
セラミックマトリックスと重なり合う亜鉛フレークが塩分の侵入を妨げ、バリア防食に寄与します。
亜鉛が優先的に腐食し、鋼基材を電気化学的に保護します。
機械的ブラストに代わり、指定の化学的前処理で基材表面を整えます。
ロボットによる投入・取り出しを備えた自動設備が、安定したコーティング品質を支えます。
elcozinは、大型鋼構造物や加熱硬化設備を使用しない現場施工に適した常温乾燥型ジンクフレーク塗料です。処理面積、部材形状、乾燥条件に応じて施工プロセスを設定します。
| 特性 | KEMP elcozin | 比較対象の熱硬化型ZFC |
|---|---|---|
| 乾燥方法 | 常温乾燥 | 加熱乾燥:350°C × 30分 |
| 屋外・現場施工 | 利用可能な | 比較対象システムでは不可 |
| 大型製品 | 対応可能 — ガードレール・支柱・構造物 | 熱硬化炉による制約あり |
| 早期梱包のオプション | 任意の加熱乾燥:120°C × 2分 | - |
| 膜厚 | 20–30 µmの薄膜 | |
| 含有物質情報 | Cr6+・Cr3+不使用 |
片面にスプレーで塗布します。
常温で、記載時間の5分経過後に指触乾燥の状態を確認します。
反対側の面にスプレーで塗布します。
自然乾燥させます。指定の早期梱包オプションでは、120°Cで2分間の加熱乾燥を行います。
製品カタログに記載された両面コーティングの手順です。
掲載の塩水噴霧比較試験では、elcozin試験片は膜厚が4分の1(1/4)でありながら、同じ試験条件でより長く耐えました。
| SST 1,000 hrの比較[ASTM B117、35°C、5% NaCl] | elcozin 20㎛ | 溶融亜鉛めっき80 µm |
|---|---|---|
| 240 hr | 異常なし | 赤さび発生開始 |
| 1,000 hr | 異常なし | 赤さび進行 |
SST比較は製品カタログに、規格に基づく試験は認定試験所の結果に基づきます。本製品はアルコール系溶剤型コーティングで、報告されたVOC含有量は390 g/Lです[KS M ISO 11890-2:2013、GC/FID]。トルエンとキシレンは使用していません。RoHS関連物質と付着性の報告書は別途ご請求いただけます。
常温乾燥により、大型構造物への適用や現場施工に対応します。要求仕様に応じて、厳しい環境に置かれる鋼構造物の防食に使用します。
道路・橋梁工事の安全施設の防食コーティングに使用します。
防音壁、信号柱、照明塔など、塩分にさらされる構造物を保護します。
送電鉄塔、風力発電設備、太陽光発電架台などに適用します。
鉄道支持材や橋梁部材の防食に使用します。
港湾施設や総合運動場などの大型鋼構造物に使用します。
ハブベアリングやブレーキディスクなどへの適用を評価対象として検討しています。
常温乾燥型亜鉛フレークコーティングの施工前に確認する事項。
鋼構造物や部品の防食性を高めるために設計された、常温乾燥型の無機亜鉛フレークコーティングです。
常温乾燥を前提に設計されており、大型構造物や現場施工への適合性を評価できます。実際の温度、湿度、塗装条件で乾燥時間を確認してください。
基材の状態、前処理、目標膜厚、使用環境、施工面積、施工条件を確認します。
対象構造物、使用環境、想定数量をお知らせください。仕様とお見積りをご案内します。試験報告書と技術資料(TDS)もご請求いただけます。